サイボウズに見る機能の対応スピード

お久しぶりです。いや、ちょっと色々と仕事がありまして、更新がおそくなりました。


最近、訳あって、Skypeを導入しようかとおもっているのですが、全世界では数千万がすでにインストールしており、日本でも数百万がすでにインストールしている模様。
日本ではライブドアSkype から無料ダウンロードできます。


このスカイプのメリットはなんといっても、無料(*1)でしょう。
品質が多少悪くても、安ければユーザはそっちに流れるでしょうね。
例えば、カローラのタクシーとクラウンのタクシーで、カローラが無料だったら言わずもがなですよね。

(*1)無料といっても、 固定/携帯電話への発信(スカイプアウト 有料) の発信はお金がかかります。


ここで、このサービスがどのようなビジネスを生む/消すでしょうか?
まず二つに分けます。
〓ビジネス根本からかえてしまうもの

Skypeによって、部分的にかわるもの


〓は当たり前ですがなんといっても、固定電話、携帯電話でしょうね。

Skypeの仕組みからいうと、
PC(skypeインストール済み、マイク、スピーカ) <----Internet-----> PC(skypeインストール済み、マイク、スピーカ)

さえあれば、ユーザ間の通話はできます。また、公衆無線LANアクセス・サービスが整備されれば、出先からでも安価でSkypeによる通信が可能になります。但し、公衆無線LANアクセス・サービスによるサービスが立ち上がってくるのは少なくとも2−3年先でしょう。

ということを考えると、PCは主に家にあるものという前提で考えると、家にあるPC同士での通信は、固定電話間の通信に取って代わる可能性があります。

但し、現実的なところを見ると、緊急連絡はどうするんだ?とか固定電話網よりも堅牢でないインターネット網で緊急時にはどうしたらいいんだ?とか相手の番号(アドレス)がわかんないやとかの不満もたぶんにあると思いますし、社会のインフラですから急激に衰退するとかはいろんな圧力がありますから、ないでしょうね。

また、技術に関しては素晴らしいのですが、その周りのサービス、商品に手薄間があり、成熟しきってはいないのが現状です。

ですので、限定的にはなりますが、NTTなどの通信料収入は(今でもそうですが)減る方向に動くのは動かしようもない流れですし、今後の企業価値には影響しますので、NTT、NTTコミュニケーション株は長期スパンでは買うべきではありません。

それではどこで使われるかが一番のポイントになりますが、本サービスが限定的にしか使われないという前提に立つと、、コスト意識が高いであり、限定的に有利な使用方法があるところになります。

例えば、今までテレホンカンファレンスに電話料金を払っていた企業などはこのようなサービスを使用するようになるでしょう。また、社内間の音声通信は使われるようになるでしょうね。

また、「4776 サイボウズ」などはサイボウズグループウェアの中で、社員間のやりとりをSkypeで行うことができる機能を提供しています。

但し、これがすぐにキラーコンテンツとなるかというとそういうわけではありませんが、同社の新技術に対応する力というのは評価に値します。



このような形で新技術に関する考察をするのも楽しいですね。
それにしても、Buffaloのこのヘッドセットはカコワルイヨ(前園風)