『4514 帝国臓器製薬(株) 』の企業研究、株価予想

今日は『4514 帝国臓器製薬(株) 』の企業研究、株価予想です。



【業種・業界の成長性 ・・・・・○ 】
下図はTOPIX vs 製薬業界のここ一年の伸び率だが、TOPIXの伸び 5.8%に対して、3.6%とやや下回っている。
が、ここ3ヶ月をみれば、TOPIXと同様の伸び率であり、飛び抜けた成長率を見せている分けでもないが、安定した成長をしていると言ってもいい。
将来的には高齢化を見越した需要もあり、成長産業と考える。


【割安感があること ・・・・・◎ 】
現在の帝国臓器製薬のPBRは0.79倍(株価1100円で計算)となりかなり割安である。
武田 2.3倍、アステラス 1.7倍、業界平均PBR(東証提供。6月末データ)も1.4倍から考えてもかなりの割安である。
また、有利子負債22.5に比べて、現金同等物が100億強のも魅力。
連結PERを見ると、67倍。業界平均26.1倍から見ると、高めになっている。


【成長性・・・・・・◎】
私が重視(みなさんもそうでしょうけど)する成長性だけど、2005年の利益380百万から2006(予)870百万、2007(予)1560百万との
成長率であり、成長性は抜群であると思う。まあ、2006年の870百万には、10月に合併するグレラン製薬の経常利益5億円がそのまま上乗せされただけだと
思うけど。
2005年3月末の利益が380(株価1090円)から、2006年(予)の利益870として考えると、
利益の伸び率 (870-380)/300=1.63倍 なので、想定株価としては1090円 X 1.9 = 1780円となる。
これがひとつの目標株価となる。

また、成長性という点で考えると、更年期障害に伴う症状を改善する「RPR106522」などの開発を2007年を目処にしている点もプラス材料かと思う。


【特記事項】
去年騒がれたダルトンの買収騒ぎだが、グレランとの合併でこの騒ぎも後退した模様。
ここで注目したいが、ダルトンが出した買取価格だが、1200円。この価格が当面の天井。
確かにキャッシュリッチな企業なだけに、またM&A銘柄として注目されることも考えると、その辺の期待もできるかと。


では、いつ、いくらで、どれくらいを目標にするかである。


ここ6ヵ月の株価を見ていると980円-1100円のボックス相場であり、売買価格帯が1080円くらいで最多となっており、ここが上値になってきている。
信用買残をみると、22万株程度あるが、一日の売買高4万程度あることを考えると、5倍強であり、そこまで慎重になる必要はないと思う。

また、1020円でダブルボトムを形成しており、当面それ以下にはならないだろう。

それではいくらで買うかであるが、RSIが80%を超えており、買われ過ぎ感もある。
であれば、直近は売られることが考えられ、1050円くらいまで株価が下がれば、買いと考える。
また、そこで掴めれば、1150円程度(年初来高値)までは様子見と考えるがその後は1700円までどうかと思う。



私としては、1050円で買い!です。

みなさん、どうでしょうか。
コメントよろしくお願いします!